デジタルとアナログの使い分け方 〜中高年のためのハイブリッド生活術〜

地方のタクシーはアプリより電話が正解!通院で痛感したアナログの確実性


母の通院に付き添うようになり、タクシーを使う機会が増えました。
電話が苦手な私は配車アプリに期待しましたが、表示は「近くに車両がいません」。
地方ではアプリより電話のほうが確実だと実感した体験です。

地方ではタクシー配車アプリが使えないことがある

都会で便利なタクシー配車アプリも、地方の郊外や住宅街では「使えないツール」になってしまうことが多々あります。

配車アプリに登録している車両の多くは、効率を求めて街の中心部や駅周辺に集中しています。
地方の個人タクシーや小規模な会社はアプリを導入していないことも多く、さらに住宅街のような「実車率が低いエリア」にはアプリ対応の車両が最初から向かっていないのが現状だからです。

母の通院付き添いで、タクシーを呼ぼうとしました。電話が苦手なので、タクシー配車アプリを使えばスムーズだろうと思っていたのです。
ところが、何度試しても表示は「配車できません」。時間を置いても同じ結果でした。

街の中心部なら違うのかもしれません。でも、私の住んでいる地方の住宅街では、アプリはほぼ機能しませんでした。
タクシー配車アプリの便利さはあくまで都会や街の中心だけだったのだと思い知らされました。

最新のテクノロジーは人口密集地でこそ輝きます。地方の静かな住宅街では、アプリの画面を眺めるよりも別の手段を考えたほうが賢明です。
地方でタクシーを利用するなら、まずはアプリが本当に使える地域か確認する必要があります。

電話配車のほうが早くて確実だった

地方でタクシーを呼ぶなら、タクシー会社の配車センターに直接電話をするのが、最も早くて確実な方法です。

電話の向こうにいる配車係は、アプリに載っていない車両も含め、その会社の全車両の現在地と「あと何分で空くか」をリアルタイムで把握しているからです。
アプリでは「空車」しか表示されませんが、電話なら「今すぐは無理だけど、10分後に近くで客を下ろす車を回せますよ」といった柔軟な対応が可能です。

アプリで「車両なし」と拒否された直後、地元のタクシー会社に電話をしてみました。
すると「車がいるので、15分ほどで行けますよ」と即答。待ち時間が明確にわかるだけで、通院前の慌ただしい準備も落ち着いて進めることができました。

アプリの「探しています」という不確実な待ち時間よりも、人の声による「15分後」という約束の方が、私たち世代にはよほど信頼できる情報になります。

空き状況と正確な待ち時間を知るには、直接対話ができる電話に勝るものはありません。

3. 高齢者割引があるタクシー会社を選ぶのも大事

タクシー会社によっては高齢者割引などのサービスがあります。

地方のタクシー会社は、地域密着型のサービスとして独自の「高齢者割引(1割引きなど)」を設定していることがあります。
これらは事前の登録や、特定のタクシー会社のカード提示が必要な場合が多いです。
不特定の車両が来るアプリ配車よりも、いつも決まった会社に電話するスタイルのほうが、割引の適用がスムーズで間違いがありません。

私が利用しているタクシー会社では、高齢者割引があり1割引になります。
母の通院で定期的に利用するため、1回の割引額は小さくても、毎月の通院となれば年間で数千円の差になります。

高齢者向けサービスを前提にしている会社は、電話対応も丁寧で安心感があります。
結果的に、毎回同じ会社にお願いするようになりました。

地方でタクシーを使うなら、料金や割引制度もチェックしておくと安心です。

タクシー会社とクリニックとの連携も心強い

小規模クリニックでは、決まったタクシー会社と連携していることがあります。
自力での手配が難しいときは、病院やクリニックの窓口でタクシーを呼んでもらうのが、最もトラブルの少ない方法です。

地域密着型の医療機関では、いつも使っているタクシー会社があるからです。

診察後、別の病院に行かなくてはいけないとき、タクシー呼びますか?と言っていただきクリニックから直接タクシーを呼んでもらえました。
慣れている会社なので対応も早く、スムーズに別の病院に行くことができました。

地方ではこうした“顔の見える関係”がまだ残っています。

困ったときは医療機関に相談するのも一つの方法です。

備えあれば憂いなし!タクシーリストの作成

地方でタクシーを利用する可能性があるなら、あらかじめタクシー会社3社程度の電話番号を控えた「アナログリスト」をスマホや手帳に入れておくべきです。

1社だけに絞ると、その会社がたまたま混雑している時に立ち往生してしまうからです。
また、スマホの電池切れや通信障害というデジタルリスクを考えると、紙のメモや電話帳というアナログな控えが最後には一番頼りになります。

私は今、母の通院用バッグと、自分のスマホの連絡先に「第一候補」「第二候補」「第三候補」と番号を振ったタクシーリストを入れています。
第一候補がダメでも、すぐに次へかけられる体制があるだけで、通院のストレスが劇的に減りました。

アプリを使ってみて「自分の地域では使えない」と分かったら、すぐに切り替えて「使える電話番号」を集める。
この潔さが、地方での生活を快適にする秘訣です。

タクシー配車アプリは都会では便利かもしれません。
しかし地方では、登録台数やエリアの問題で十分に機能していないケースもあります。

実際に使ってみないと分からないのが現状です。
デジタルに頼りすぎず、電話という手段も残しておくことが大切です。

まとめ:地方でタクシーを利用する人へのアドバイス

地方でタクシーを利用する可能性があるなら、

・タクシー会社の電話番号を複数控えておく
・高齢者割引の有無を確認する
・通院先のクリニックに提携会社があるか聞いてみる
・アプリが使えるか事前に試しておく

これだけでも安心感が違います。

タクシー配車アプリは便利なサービスです。
でも、地方の郊外や住宅街では必ずしも万能ではありません。

母の通院をきっかけに、私は「地方のタクシーは電話が確実」という結論にたどり着きました。

デジタルかアナログか。
どちらが正しいかではなく、地域や状況に合わせて選ぶこと。

それが、デジタルとアナログの使い分け方なのだと思います。

地方でタクシーを使う予定がある方は、ぜひ一度、最寄りのタクシー会社の電話番号をメモしておいてください。
いざというとき、きっと役に立ちます。